東京大学制作展は、一言で言えばメディアアートの展覧会です。しかし同時に、東京大学で行われている研究を、皆様にアートという形でお伝えするコミュニケーションの場であるとも捉えています。
今回の"iii Exhibition 13"のコンセプトは"Re:"であり、対話性に重点を置いています。東京大学大学院情報学環・学際情報学府はアートを専門に学ぶ組織ではありませんが、異なる専門領域を持った学生が集まっているのが特徴です。幅広い分野の学生が思い思いのメディアや技術を用いて表現することで、様々なメッセージを持つ作品が今展覧会に集まりました。
作品に触れることを通じて、多様なバックグラウンドから根を発するそれぞれのメッセージを受け取り、作品、ひいては作者との対話の場となることができれば幸いです。